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Take it easy 第四章 ~研究・教育人生:序論~

憧れだった大学教員として歩み始めました。研究者・教育者として、己の在り方を日々模索しながら、向上心をもって過ごそうと思います。

パターンランゲージ

少し報告が遅くなってしまったが、先週土曜日、都内に本社があるコンクリート・生コンの総合商社が開催した「パターンランゲージ」の講習会に参加した。

将来的に学生を巻き込んだ少人数ゼミなどをやる機会があれば、取り入れてみたい非常に面白いツールだと思った。

 

自分の思考の整理のために「パターンランゲージ」とはなんぞやということをまとめておこうと思う。

 

パターンランゲージ」は1970年代に建築分野で考案(クリストファー・アレグザンダー)された手法で、住民参加型のまちづくり・住まいづくり実現するために、建築家が持っている「設計(デザイン)」を住民と共有するための手法として生み出された。以後、様々な分野で使われているが、要はデザインを支援する1方法である。

 

パターンランゲージが得意とするのは、既存の考えに縛られる閉塞的なものづくり(土木でいえば性能照査型の設計も、まだその部類に入ると考えられる)ではなく、真に社会の要求に合った創造的なものづくり(池田先生などが提唱する「性能創造型」がそれに近いかと思った)である。

以下がパターンランゲージでできること(特徴)である。

1.ある設計対象に対して「よい(美しい)」ものを造ろうとしたとき、その価値観を記述できる。ゆえに「何を(What)」「なぜ(Why)」つくるのか判断できる。

2.実際に作り上げる時の方法(How)を考える材料となる。

 

3.視点や発想、知識を言語化して、一つの「パターン(状況、問題、解決のセット)」として表現するため、共通言語として誰でも活用できる。

 

実際に、先日はパターンランゲージに慣れるため、「活き活きとした夏休み」を過ごすための「パターン」を記述してみた。種々のポイント(状況、問題、外力、解決方法、具体的な行動、結果)が非常にクリアに記述できた。

現在、参加者全員で「よりよいコンクリート構造物を作るには?」というお題でパターンランゲージを使って模索している最中である。非常に面白いので、結果はまた後日報告しようと思う。

 

また、参考図書も紹介していただいたので、勉強も進めようと思う。

「パターン・ランゲージ 創造的な未来をつくるための言語 編著:井庭崇」