Take it easy 第四章 ~研究・教育人生:序論~

憧れだった大学教員として歩み始めました。研究者・教育者として、己の在り方を日々模索しながら、向上心をもって過ごそうと思います。

1年目の反省(ミッションステートメントを振り返ってみて)

早いもので、教員として採用されてから今日でちょうど1年がたちました。

まだ今年度残されている仕事が全部終わっていないのですが、

早めのスタートを切るという意味で、この時期に振り返りをしたいなと思います。

とりあえず、分かりやすいので今年度のミッションステートメントを振り返ってみたいともいます。

 

・しっかりと、指導学生(修論生)を卒業させる。

→一応、現時点でまだ結果がすべて出そろっていませんが、実質指導させてもらった2人の卒論生と修論生に対して、自身納得のいく指導はできなかったなというのが反省です。原因は、想定の甘さ(勉強不足、判断の甘さ、詰めの甘さ)、学生への対応の仕方がうまくゆかなかった(個々人の性格や状況が違う中で、個別に対応を変えるべきか、首尾一貫した教育方針を貫くべきかそのあたりがあいまいだった)


・最低自分一人の研究費が賄えるくらい、研究費資金を獲得する。

→結局、目標に程遠い結果でした。研究の着想や表現力が不足しているのが原因かなと思います。

 

・博士課程で得た成果をしっかりと外部に投稿する。ジャーナルを書く。

→とりあえず、成果はすべて現時点では出しましたが次第点かなと思っています。土論も出せて採用の通知も来ているので、これは一つよかったなと思います(これぐらいの研究ができれば土論レベルになるということが分かった)。英語の論文(国際会議、ジャーナル)に出せていないのが満足いっていない原因です。

 

・初めての授業。まずは1年目。しっかりと任された職務を果たす。

→うまくいったなと思う授業。あまりうまくいかなかったなと思う授業の両方がありました。90分、人前で話すという講義の場は、学生以上に教員が成長する場なんだなと非常に強く感じました。今年度は、初めての年ということで、それなりに勉強して準備をして臨みました。次年度、新たに担当する授業があればしっかり準備をしますし、昨年度と同じ授業であれば今年度と同等以上に準備して日々授業の質を向上させるよう努めようと思います。


・積極的に学外の人たちと情報交換して、連携を図る努力を怠らない。

→叱咤されることもありましたが、チャンスがあれば可能な範囲で積極的に外の人と連携や情報交換できたかなと思っています。外に出ることで自分の研究の幅や視野の広がさ変わるのを感じられたので、次年度も継続したいと思います。ただし、自分の本分(研究がメイン)としっかりと成果を還元する(大学内外に)ということを意識してやりたいと思います。


・英作文力を向上させる。アカデミックライティングをしっかり勉強する。

→主として英文法の本、英語の語感を養うための本などを読んできました。

多少は改善したかなと思いますが、十分だったかと言われると疑問。

本を読んで、その場で納得しても、結局使わないと自己満足で終わり、

あまり身についていないのかなと思いました。留学中のように「英語の論文を読む機会を増やす」よう心掛けたいです。

 

・読書(月3冊以上)の時間をしっかりとる。ブログでしっかりとレビューを書けるように、読み込む。

電子書籍で購入した本、あと実際に購入した本を数えてみると、おおよそ月3冊程度になりました。ただ、英語と同じでアウトプットしていないので、効果的でないなと思いました。そういう意味でブログもかけていない(この1年で急に書きにくくなった)ので、どうしたらよいかなと思っています。


・筆頭で最低一本、共著で一本以上を目標に研究成果を上げる。

→一応目標は達成されましたが、自身が指導した学生の研究をしっかりと形にできなかったのが悔しい。自身で研究を進めて成果を出すことは継続して、学生との研究成果も出せるようになりたい。そのためには、しっかりとコミュニケーション(日常の意思疎通、ディスカッションの場等)をとることが大切だと認識しました。


・生活の基盤を早く整え、婚約者と結婚する。仕事と家事の両立を図る。

→この1年でプロポーズ、就職、引越し、結婚、婚約としてきました。一連のプロセルを経て、決して自分ひとりで生きているのではないということを心底感じることができました。現状では私も妻も、悪戦苦闘しながら働いている状況です。状況はいろいろ変わると思いますので、常にバランスを保ちながら、仕事も家庭も大切にしていきたいなと思います。

 

次年度のミッションステートメントは、3月中には出したいなと思います。