安全衛生の考え方
先日、私の指導のもと実験室で学生が作業をしていたところ、
誤って物を落として下にあった箱を壊す物損事故を起こしました。
原因の究明と対策を講じているところですが、
私が問題点と感じたのは、
私自身がこの案件をそこまで問題として捉えなかったことだなと思いました。
事故を起こした時に学生から報告を受け(事故当時現場を離れていた)、
とりあえず学生に被害及ばなかったので良かったいう話をしました。
その中で、なぜそのようなことが起こったのかということを聴き、
ある程度状況がわかった段階で気をつけるようにという指導をして、
実験を続行しました。
一連の作業が終わった段階で、物損させてしまった物の
所有者である先生に状況を報告しました。
ここまではあまり大事という認識が正直ありませんでした。
ただ、その後、他の先生から状況報告と今後の対策をしっかり講じる
必要があるという指摘を受け今に至ります。
研究室で安全教育に努めている(指導している)にもかかわらず、
なぜ適切な行動がとれなかったのか。
一つには、私自身の危機感、責任感の欠如が原因なのかなと思いました。
私は教員であり、様々な場面で責任を取る立場にあります。
自分の立場がわかっていないと適切な行動が取れるはずもありません。
もう一つは、事故と言う事象の性質として当事者間で住む問題では無いということが
十分わかっていなかったように思います。
今回でいえば、組織への報告、将来への改善というアクションがかけていました。
今年度は安全衛生の資格を取る予定です。
ペーパードライバーにならず、安全衛生の考え方をしっかり身につけるきっかけにしたいと思います。