Take it easy 第四章 ~研究・教育人生:序論~

憧れだった大学教員として歩み始めました。研究者・教育者として、己の在り方を日々模索しながら、向上心をもって過ごそうと思います。

後輩たちへのメッセージ

明日がJCI(コンクリート工学会)の論文提出締切日。

毎年のことながら、この時期は追い込まれ大変です。

追い込みで指導させてもらっている学生さんと2人3脚で検討を続けています。

指導していると、自分の若いころ(修士課程ぐらい)によく似ているなぁと思います。

性格、行動、苦手なところも似ている。

私もこんなふうに指導されていたのかなぁなんて最近感じます。

彼のいいところは、私の意見に耳を傾け、良いと思ったら取り入れ、

違うと思ったら自分の意見を言うところ。すごく一生懸命なので、こっちも当然真剣に相対します。

 

 

話は変わって、本日は理工系留学生支援組織(ISL)の学生スタッフさんたちが集まる会議もありました。

附属図書館で3時間みっちり会議を行いました。

ISL立ち上げ時は、105学生スタッフ(主として文系の学生中心)に助けてもらいながらスタートしましたが、

今では、いろいろな理工学部の学科から「国際交流、留学生支援」という事柄に

興味をもって集まってくれた学生スタッフが増えてきました。土木の学生もちらほらいます。

最初は、なんとなく耳障りのいい言葉に惹かれ、お客様気分で来ていた子もいたようですが、

留学生の利用者数が伸び悩んでいる現状などもあり、だんだんと

「留学生のために何ができるだろう」と各々が真剣に考え行動を開始しようとしています。私が望んでいた姿です。

ゆっくりかもしれませんが、着実に留学生を取り巻く環境は改善していくでしょう。

なにより彼ら学生スタッフは苦労をしている分、大きな成長を遂げてくれるように感じました。

 

私が先輩たちから教わってきた物事の考え方や取り組む姿勢を後輩たちに、私なりの形で伝える。

それに呼応して真剣に取り組んでいくれる学生たち。

幸せだなぁと心から感じました。