Take it easy 第四章 ~研究・教育人生:序論~

憧れだった大学教員として歩み始めました。研究者・教育者として、己の在り方を日々模索しながら、向上心をもって過ごそうと思います。

指数関数的に学生が成長する2月がスタート!

気がづいたら2月になっていました。

 

気持の浮き沈みの激しかった1月でしたが、

繁忙期ながら、今週の仕事はすごく充実していたので、やる気がまた満ちてきました。

やっぱりこの仕事が好きだなぁ。

 

火曜日と木曜日はそれぞれ卒論生の研究を一緒にしている企業の方たちと

ミーティング&実験でした。

どちらも大学までわざわざ出向いていただきました。

すごく興味を持って聞いてくださっているのが伝わってきました。

 

学生が企業の研究者(技術者)に直接指導されているというのは

すごく良いことだなと改めて思いました。

私も学生時代に企業に1か月ほど住み込みで実験をしましたが、

あのときの経験(当時は泣きたいほど辛かった。。。)はすごく今に生きています。

夜の懇親会も私の好きなお店にお連れしました。

(連日飲んでいたので、毎晩酒臭いと妻に嫌がられましたが 苦笑)

 

水曜日は職場の上司であり恩師の椿先生の最終講義でした。

椿先生のご意向を私なりに最大限くみ取り、いろいろと考えて事前準備から当日の運営をさせていただいたつもりです。

(会の流れ、席の配置、贈呈品、写真撮影、ランチメニュー、スピーチ依頼 等々)

なかなかできない経験ですので、非常に私自身、勉強させてもらうことができました。

 

実は私も最終講義に参加するのは初めてでした。

いわゆる一般的な最終講義(退職される先生の研究や経験談等を話される)と違い、

椿先生のご希望で、通常の講義(今回は学部二年生向けの講義でした)の最終回(15回目)を、最終講義とされました。

14回の講義内容の総復習、講義内容とも関係する先生の過去のご研究、先生が影響を受けた言葉、好きな構造物の写真などを話されました。

 

現役生、卒業生、現役の教職員、それぞれにいろいろなメリットが

たくさん組み込まれた素敵な最終講義であったと感じました。

まだまだ先のことなのでどうなっているか分かりまんが、

私がもしこのような機会に恵まれたら、同じようにしたいなと本気で思いました。

 

 

金曜日(今日)は卒論生の実験に一日付き合いました。

屋内とはいえ、気温は外とほぼ同じ(雪が降っていました)なので、寒かった。

最近なかなか実験棟に行けていないことのデメリット

(教育効果、研究成果、安全管理等々)をいろいろと感じていたところでした。

 

実験をやってみると、すごく楽しい1日でした。

学生が頑張って造った試験体を計測する大事な日です。

これまでの多くの努力を無駄にしないよう、多少口うるさかったと思いますが

細かく厳しく指導をしました。

でも、ちゃんと実験をやり、しっかり観察すると面白い結果がでますね。

そう感じてくれていたら何よりです。

そして、現場でしか判断できないことや現場にいないとわからないことも多いなと思いました。

 

いろいろと苦しい思いをしてきた学生ほど、急激に成長するのは、決まって毎年この2月です。

2月27日の卒論審査後の打ち上げで、学生も私も思いっきり楽しめるように、

悔いのない2月を過ごしたいと思います。