Take it easy 第四章 ~研究・教育人生:序論~

憧れだった大学教員として歩み始めました。研究者・教育者として、己の在り方を日々模索しながら、向上心をもって過ごそうと思います。

実橋での実験

すっかりブログの更新が滞ってしまいました。

 

後期に入り、随分と私のわがままを研究室全体に押し通してしまっています。

非常に心苦しいのですが、寛容に見守ってくださっている上司の先生方、

協力してくれている研究室の学生の皆さんに感謝です。

 

さて、先日、約1年の準備期間を経て、学内の実橋のジョイント部で衝撃載荷の実験を行うことができました。

 

特に、この1か月は大変でした。

 

・舗装の除去

・ゲージ類を床版上や舗装内に埋設

 ・桁にゲージを設置

・段差部における衝撃力の計測(加速度計の利用)

・実橋における衝撃力の載荷実験

 

最後の実験の日は、約30時間、不眠不休でした。。。

 

土木(に限らず仕事)は段取りが大事だと言われますが、私にとっても初めての規模、初めての内容の実験で、勉強になりました。

いくら入念に段取りを行ったと思っていても、不測の事態というのも発生します。

とはいえ、その場その場で判断し、最善を尽くすというジャッジメントはできたのかなとは思います。

 

大掛かりな実験ですので、当然、私と学生だけで出来ることは限られています。

私の考えに賛同してくださった、複数の企業の方に協力していただきました。

感謝しかありません。 

 

これで終わりではなく、この計測結果を数値シミュレーションに落とし込む必要があります。

担当学生も、自分の研究に対して多くの人がかかわっていることが分かっているようで、非常にやる気になってくれています。

簡単ではないでしょうが、学生と一緒に、粘り強く、研究を進めたいと思います。