贅沢なひと時
今日は、霞が関で開かれていた国際港湾交流協会(JOPCA)のセミナーに参加してきた。
タイトルが「我が国の建設分野における海外展開に向けて」というものだった。
私も、将来的に何かしらの形でかかわってみたいと思うテーマだったので参加を決めた。
講演者も豪華。講演は2件で、1件目が岡村甫先生、2件目が近江さん(大成建設の専務執行役員)。
岡村先生からは、先生の50年の経験談を軸に、諸外国との関係の築き方、先生の考え方を教わった。
職場の上司である、細田先生からよく聞く内容も多かったが、それでも当事者の話となるとまた迫力がある。私の中でいくつか引っかかった言葉があったので、以下に忘れないようにメモ書きをしておこうと思う。
・継続的な学会等への参加
・実務者と研究者の交流の場
・10年に一度の留学の実施
・英語による情報発信の強化
・金は人に投資
・スポーツの重要性
・上田多門先生、アジアコード
内容はがらりと変わり、2件目の近江さんの話は非常に魅力的だった。
昨年開通した、トルコ・ボスポラス海峡の開通までの経緯を入札から竣工まで
非常にわかりやすく、実体験を織り交ぜながら話された。
限られた資金と制約条件の中で、非常に光る「技術力の高さ」、「細部へのこだわり」、「危機対応能力の高さ」、「マネジメント能力の高さ」等々、感銘を受ける内容ばかりであった。
諸外国の状況を正確に知っているわけではないが、これだけのものを持ち合わせているにもかかわらず、日本の建設分野における海外展開力が弱いというのは、にわかに信じられないと思った。
まだまだ、知らないことが山ほどある。幅広く見識を広めなければと思う、良いきっかけとなった。