Take it easy 第四章 ~研究・教育人生:序論~

憧れだった大学教員として歩み始めました。研究者・教育者として、己の在り方を日々模索しながら、向上心をもって過ごそうと思います。

夏合宿で思う

細田先生と久々に研究の議論をしました。

議論をしたら、なんか元気になりました。

やっぱり私、研究好きだなぁ。がんばろう。

 

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私が研究室合宿に参加して今回で8回目になります。

おそらく、細田先生の助けを一切借りず、学生と私で一から作り上げ初の合宿だと思います。

今の私にできる精いっぱいのことをやろうと思い、

OBOGに情報提供を呼びかけたり、他大学の先生にも協力を仰ぎました。

個人的には、例年に負けない、内容の濃い合宿になったと思っています。

 

以下は主な訪問先。

今回は結果的にですが、”電力”に関係する場所を多く見学することになりました。

 

阿蘇ウィンドファーム:

30mの風車を支える基礎工(鹿島・大林)や

風車(IHI)の架設に500tクレーン(東京ゲートブリッジ架設と同規模)を使用。

 

通潤橋

ちょうど放水の時間に見に行くことができました。

世のため人のため、土木の精神を感じたと合宿中ある学生が感想を述べていました。

 

荒瀬ダム:

日本初、ダムの解体現場。コンクリートを壊すという発想がなかったので新鮮でした。今後、研究が必要な分野だなと感じました。

 

川内原発

非常に丁寧な説明に感心しました。改めて報道がいかに偏ったものかを実感。

 

桜島防災センター:

その日の朝、桜島が小噴火をしていたので、火山灰が街中を飛んでいました(雪のように積もっていた)。課題図書である「死都日本」も読んでもらったので、皆いろいろと感じていたようです。

 

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夏合宿中には、毎年①前期の反省、②夏合宿の感想、③後期への抱負を皆に語ってもらいます。

 

私からは、なぜ夏合宿に行くのか、そして後期に向けてどういう心持で臨んでほしいかということを述べました。

 

私の中で、夏合宿は研究室でも最重要イベントの一つであると思っています。

理由の一つは、「一流のものを見る」ことが大切だから。そしてもう一つは「コミュニケーションをとる」ことが大切だからです。

 

後期に向けては、ぜひ学生たちが研究室の「主役」であることを再認識してほしいと伝えました。そのために、後悔のない過ごし方をしてほしいと伝えました。

研究室は先生のものではない。自分たちの成長のために活用してほしいと伝えました。それは日本の将来のため大切なことだと思っているからです。

 

学生も学ぶことが多いでしょうが、私も彼らを前に学ばせてもらっています。

後期まであと少し。がんばるぞ!