Take it easy 第四章 ~研究・教育人生:序論~

憧れだった大学教員として歩み始めました。研究者・教育者として、己の在り方を日々模索しながら、向上心をもって過ごそうと思います。

より成長するために

昨日は土木学会で委員会のWGに出席しました。

議論の方向性がいい悪いは別にして、少人数でじっくり議論することができました。

委員会の場などでもそれなりの質問や議論が自分発信でもできるようになってきたなと思うようになり、

少しは成長してきたかなと思う時がちょくちょく出てきました。

 

 

いいことは続ければいいのですが、もっと成長するには「正しい方向に議論を展開する」ことも意識しないといけないなと思うようになりました。指摘していることは、それなりにまともでも、それを契機に全体が良い方向に向かわなければ、ただの自己満足ですからね。

 

 

場所は違いますが、1か月ほど前に大学内に留学生サポート団体を私主導で立ち上げました。

おかげさまで、理工系の様々な学部生が活動に興味を持ってくれており、着実に日本人学生スタッフの数が伸びてきています。これは狙い通り、いいことだと思います。

 

ただ、最初の1か月はそれなりに留学生の数がいたのですが、次第に落ち始めました。留学生の数は問題ではないとは思いますが、それでもスタッフのやる気の低下や活動に対して疑念が生じるなど、様々な問題発生のきっかけになりかねません。大学内の施設をお借りしているわけですから、何かしらの形で成果を見せないといけません。(正確には施設を保有する企業から借りている)リーダーがおかしいと全体がおかしくなります。

 

活動内容とニーズが少しずれているなと感じました。身近なところから、改めて留学生とコミュニケーションをとり、打開策の検討に入りました。私が感じたことを学生スタッフに伝え、彼ら主導で改善に取り組んでもらおうと思います。

 

普段の研究内容とは違いますが、これも研究と同じだと思っています。

ニーズを確認し、目的を設定し、手段を選び、検証する。

こう考えると、世の中の社会活動はすべて同じですね。

(こういうことを普段学生たちには伝え、研究に対するモチベーションをもってもらうよう心掛けています)

 

今の自分にとっては、いい題材だと思います。本業がおろそかにならないよう、でも真剣に取り組んでいます。