Take it easy 第四章 ~研究・教育人生:序論~

憧れだった大学教員として歩み始めました。研究者・教育者として、己の在り方を日々模索しながら、向上心をもって過ごそうと思います。

居室移動

前川先生の着任にあたり、研究室内でメンバーの部屋移動が実施されています。

私や上司の先生方(前川先生、細田先生)は、研究室一番の大部屋(310室)に移動することになりました。

これまで、310室は学生部屋として使われていました。

秘書、一部の学生も同居し、ミーティング机も配置される予定です。

最初に、この話を聞いた時には非常に驚きましたが、今はとてもワクワクしています。

 

これまで、いわゆる「大学教員の居室」というと、個室で本に囲まれて、パソコンに向かって・・・という勝手なイメージがありました。

でも、「本当に良い研究・教育をするための居室割とは?」と真剣に考えてみると、

我々にとっては、決して教員が独立していることが良いようには思えません。

 

いろいろと人が交流し、情報が飛び交う環境の中で、様々な議論が展開される、そんな空間をつくる必要があるように思います。

そういう観点からすれば、非常に理にかなった配置と言えるかと思います。

 

昨日、床の清掃業者が入るため、310室からすべての物を撤去しました。

あちこち、ひび割れだらけで、壁もかなり黒ずんでいます。

10年近く、この部屋を見てきているのに、ほとんど気づきませんでした。

見方を変えれば、ひび割れや、汚れは40年の歴史を語っているとも言えます。

 

週末には、学生たちと一緒にペンキ塗りも行います。

先人たちの積み上げてきた歴史や良き伝統に敬意を払いつつ、研究室の新たなスタートを、みんなで祝いたいと思います。

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