報告書
4月から、妻が土曜日も出勤になったことで、自分一人の時間が増えた。
それもあって、週末もどちらか出勤して仕事をすることが多くなった。
これが当たり前になってしまうと良いことではないが、嫌いじゃないのでそれほど苦ではない。
平日は、まとまって自分のための仕事をする時間がとれないので、
そういった仕事は土日に回ってくる。実験や文章を書く仕事がそれだ。
特に今、頭を悩ませているのが、任期の終わった委員会の報告書の作成。
論文もそうだが、世に広く出ていくものなので下手なことが書けない。
委員会報告書の作成は初めての経験だし、多くの人の目にふれる機会が多いと思うので、筆が進まない。
今回報告書を作成にあたって、「20歳の自分に受けさせたい文章講義」(以下)を読んだ。
私の文章の問題点は、以下の2点だなと分析した。
1.文章のリズム(論理展開)
2.文章の構成
問題点が分かったとして、それを改善する方向に実行するとなると、話は途端に難しくなる。
何度も練習して、少しずつ改善していくしか道はない。
今回書いていて、報告書は自分の主張を、論文以上にしっかり入れないとだめだなと思った。
報告書は論文と違って、実験や解析に基づいた新たな知見を披露、考察する場はない。
そうなると、報告書の意義は過去の知見をまとめることだけではなく、読者に強く共感してもらえるメッセージを発信できるか(そのための下準備が過去の知見の整理など)どうかにあると思った。
特に、今かかわっている3種の委員会の報告書はそうなんだろうなと思う。
本当にいろいろなことを勉強させてもらった委員会でした。
幹事長には「自分の糧になるようにやれ」と言われ、
今振り返ると多くの出会いがあり、研究の視野も広がりました。
最後まで精一杯やり抜こう。