Take it easy 第四章 ~研究・教育人生:序論~

憧れだった大学教員として歩み始めました。研究者・教育者として、己の在り方を日々模索しながら、向上心をもって過ごそうと思います。

報告書

4月から、妻が土曜日も出勤になったことで、自分一人の時間が増えた。

それもあって、週末もどちらか出勤して仕事をすることが多くなった。

これが当たり前になってしまうと良いことではないが、嫌いじゃないのでそれほど苦ではない。

 

 

平日は、まとまって自分のための仕事をする時間がとれないので、

そういった仕事は土日に回ってくる。実験や文章を書く仕事がそれだ。

 

 

特に今、頭を悩ませているのが、任期の終わった委員会の報告書の作成。

論文もそうだが、世に広く出ていくものなので下手なことが書けない。

委員会報告書の作成は初めての経験だし、多くの人の目にふれる機会が多いと思うので、筆が進まない。

 

今回報告書を作成にあたって、「20歳の自分に受けさせたい文章講義」(以下)を読んだ。

 

20歳の自分に受けさせたい文章講義 (星海社新書)

20歳の自分に受けさせたい文章講義 (星海社新書)

 

 

私の文章の問題点は、以下の2点だなと分析した。

1.文章のリズム(論理展開)
2.文章の構成

 

問題点が分かったとして、それを改善する方向に実行するとなると、話は途端に難しくなる。

何度も練習して、少しずつ改善していくしか道はない。

 

 

今回書いていて、報告書は自分の主張を、論文以上にしっかり入れないとだめだなと思った。

報告書は論文と違って、実験や解析に基づいた新たな知見を披露、考察する場はない。

そうなると、報告書の意義は過去の知見をまとめることだけではなく、読者に強く共感してもらえるメッセージを発信できるか(そのための下準備が過去の知見の整理など)どうかにあると思った。

特に、今かかわっている3種の委員会の報告書はそうなんだろうなと思う。

 

本当にいろいろなことを勉強させてもらった委員会でした。

幹事長には「自分の糧になるようにやれ」と言われ、

今振り返ると多くの出会いがあり、研究の視野も広がりました。

 

最後まで精一杯やり抜こう。