Take it easy 第四章 ~研究・教育人生:序論~

憧れだった大学教員として歩み始めました。研究者・教育者として、己の在り方を日々模索しながら、向上心をもって過ごそうと思います。

大学教員⇔研究者

教員5年目で、一つの集大成を迎えると思っている今年度は、

とにかく今の私の持てる力(能力と能力以上の人脈)をすべてつぎ込んで

研究をしている。(過去手を抜いているというわけではない)

その分、学生に研究の方向性や課題を与えすぎた教育になっていないか、少し気になっている。

私自身が年齢を経てきて、力をつけていることで学生との差が開き始めたこともあるかとは思うが。。。。

 

学生からしたら、やることや方向性が与えられた方が研究を進めるうえでは楽だと思う。

でも、それは私が目指す教育ではない。

 

論文も同様。私は、できるだけ学生に論文を書いてもらおうと思っている。

論文を書くまで(成果をまとめるまで)が研究だという指導をしている。

まとめるという過程で大きく力をつけるということを知っているからだ。

 

学生から、研究成果をまとめる機会を奪ってしまうのは、私はやりたくない。

でも、私自身が成果(論文)を残さないといけない立場であるというジレンマもある。

 

一口に大学と言っても、世の中にはいろいろな大学がある。

何が正解かなんてわからない。

 

私が大学で仕事をしている理由。それは私を大きく変え、育ててくれた大学という場に感謝しているから。

大学の教員として働く限りには、何が何でも「学生のために」を第一としたいと強く思う。

 

 一つ、書いておかなければいけないのは、

決して学生を非難しているということではないということ。

これは私自身の問題である。

 

書き進めていくうちに、だんだん私の勝手な思い上がりなのかもしれないとも思ったりする。

ただ、すこし悩んでいることなので、包み隠さず備忘録として書き留めようと思う。