9月前半の振り返り
最近、ブログをさぼりがちで、まとめて書き留めることが多くなっています。
これも大事なアウトプットの一つなので、時間をしっかり確保して記録しないとですね。
怒涛のうちに、9月も半分が終わりました。
8月末にはコンクリートカヌー大会、その後、研究室合宿が9月1日~の3日間ありました。
カヌー大会は結果(大学・高専で競艇1位)よりも、これまでの過程(歴史を含む)を振り返り、悔しいながらもやれるだけのことはやってきたという感じがあったので、良かったなと思いました。
学生たちの秘めている能力や可能性を新ためて感じることができました。
今年は私と細田先生が夏合宿を途中で抜けるという形になってしまいました。
ただ、二宮さん(元山口県職員、YNUの卒業生です!)も参加され、例年と比べ遜色ない(例年以上?)の素晴らしい合宿になったと思います。
以前は、学外の方にも夏合宿に参加してもらったことがありました。
普段聞けない視点で学生は構造物を見ることができるので、やはりいいなと思いました。
白水ダムで撮った現教員3名の写真(初めて!)は、私の一生の記念写真の一つになりそうです。
合宿が終わると、土木学会全国大会。実は初めての投稿でした。
初めて指導学生が発表したというのも、私の中では大きな意味がありました。
卒業生もがんばって仕事(研究)している姿を見ることができ、いい刺激にもなりました。
単純に、同窓会みたいで楽しかった。
話は少し変わりますが、最近思うのが、多少厚かましいと思われても?積極的にチャレンジしたり、
協力を求めていくと、助けてくれる人はいるなと思うようになりました。
研究面でいうと、最初は強引だったかもしれませんが、
最近は学外の人たちと新たな連携できるようになってきたのが私にとっては一つの進歩です。
9月末には、栃木県の某会社がわざわざ大学に来てくれて、私とミーティング。
某鉄道会社の研究所とも連携して研究を進めることにしました。
行政や企業の現場も活用させてもらえるので、またとないチャンスです。
いい成果を残して、将来的には単独で共同研究してみたい。
また、新たに温度応力解析ソフトを開発している委員会にメンバーとして参画することになりました。自分の研究の幅を広げる意味で、楽しみです。
大学関係でいえば、5月に実施した大学のインターナショナルウィークで実施した
留学座談会の様子が、大学HPにようやくアップロードされました。
新しいことをやろうとすると、なかなか時間がかかるんですね。
手前味噌ですが、それなりに良い座談会だったと思います。
留学が大学学生生活の必須とは全く思いませんが、一人でも多くの学生が、
考えるきっかけになってくれればうれしいなと思います。
理工系にも留学の輪を広げていきたい!
http://www.ynu.ac.jp/hus/koho/
今、成田空港に向かっている車内です。今日から10日間の海外出張に行ってきます。
前半のベトナムは国際会議、後半の中国は土木の学生の引率です。
特に最初のダナンでの国際会議は初めてのinvited speakerです。
http://tisdc.cauduongbkdn.com/
全力を尽くしてきます。
帰国したら、すぐに10月です。若干体調がよくないのですが、健康に気を付けて頑張ってきます!
8月を総括
一か月近く投稿が空いてしまいました。
休暇も空けたので、この一か月を振り返ってみようと思います。
初旬には、祖母の卒寿のお祝いで親族で浜松へバス旅行に行ってきました。
我が家は親戚が非常に仲が良く、30名以上集まりました。
観光バスを借りての観光です。
いまどきなかなか珍しいと思うのですが、今だからこそ、親族の大切さを感じます。
コンクリート診断士会で、講演をさせてもらいました。
この会には最前線で維持管理に携わっている方たちがたくさん在籍しており、
ここでの人脈から、仕事も一緒にさせてもらうことが出てきました。
大学の人間は私だけですが、だからこそ、非常に貴重な場です。
学会の動向、私自身が興味があることなどを1時間弱、話をさせてもらいました。
日本のドローン開発の第一人者の先生と話をできたのも面白かった。
新たに、解析ソフトを開発している委員会にも入れそうで、可能性が広がりそうで楽しみです。
前半は卒論生、修士生と議論をこまめに重ねることができたかなと思います。
逆に後半は、休暇に入ってしまい、修論中間審査直前は最後十分詰め切れませんでした。
学生一人一人個性が違うので、そこは迷いながらですが奮闘中です。
卒論生は、まだまだ議論が必要な段階です。
9月に、ある程度の方向性を付けようと思います。
お盆休みは、書きたいと思っていてなかなか書き進められていなかった
論文や依頼されていた記事を書きました。
土木学会論文集を1編、国際会議の論文を1編、依頼されていた記事を1編。
まとまって落ち着いた時間が取れないと、なかなか執筆が進みません。
こういう休みは、今後もうまく活用したいなと思いました。
特に、土木学会論文集に投稿する内容は、この2年の共同研究の成果をまとめるものです。
教員となって、主体的に研究して初めて投稿する土木学会論文集。
通るか分かりませんが、チャレンジです。
リフレッシュも大切ということで、お盆の後は1週間ほど休みをいただき、
結婚式の費用でたまったマイル消化という理由もありました。
念願のムーミンワールド、本物のサンタクロースとの対面など、妻も日々の仕事での疲れを癒し、感激しているようでした。
また9月から、研究に教育に邁進しようと思います。
小松の部屋
現状が悪いのであれば、改善するようアクションを起こす。
今が悪ければ、よっぽどでなければ改善するはずだからです。
それでも駄目だったら次を考えればよい。
週に一度「小松の部屋」という時間と場所を設けることにしました。
研究室内に公言しました。とりあえず週一から始めます。
「マツコの部屋」でもなく、「徹子の部屋」でもありません。「小松の部屋」です。
大真面目なのですが、少しでも冗談みたいな名前の方が気軽に利用してもらえるかなという、
安易でかつ非常にまじめな発想です。
実態としては、研究に関するディスカッションを中心に、しっかりと学生たちと向き合うための時間であり空間です。
私が直接指導している学生はこれまで通り個別に打ち合わせを重ね、
それ以外の学生も当然ウェルカムとしています。
場所は、私の部屋ではなく、研究室のカフェスペース。
カフェを利用する時に必ず近くを通る位置に陣取りました。
学生がいない時間は自己研鑽の時間として、一切の日々の業務を持ち込まない時間としました。
これには、いろいろな(過去、現状の)背景があります。
さっそく3件の相談がありました(研究以外の内容も含む)。目を通せていなかった論文や記事も読むことができました。
本当の意味でよい時間になるかは、もう少し様子を見ようと思います。
人は自分ができることしかできない。ないものはない。だとすると自分は何ができるのか。
頭に浮かぶのは、大切な人に愛情を持って接する事、くそがつくくらい真面目に接する事、不器用でも誠実に生きること、良いと思ったら行動することくらいです。
どれもなくなったら自分が自分でなくなってしまうことです。
とにかく、できることをやる。その先に何があるかわかりませんが、前に進もうと思います。
追記:昨日は鎌倉の花火大会でした。気に入りました。(妻撮影)
自己分析と今後の方針
そもそもこのブログは、自分の考えを整理したり、自分の今ある姿をしっかりと書き留めることで、
自分にとっても、後に続く後輩にとっても、何かしらのヒントになればと思って書いています。
普段なかなか思ったことや感じたことをうまく表現したり、相談できないことも多いので。
教員になって3年。いろいろとやってきましたが、自他ともに満足できるような状況では決してありません。特に研究面で。
決して、甘えている気はないのだけれど、満足できるような成長ができている気もしません。
土木の教員という仕事を選んだ理由が「どちらも国の礎となる非常に重要でかつ責任のある、やりがいのある仕事」ということです。だとすれば、中途半端でよいはずがありません。
今のところの自己分析結果は・・・
・失敗を恐れている(良い意味での図太さ、鈍感力が必要)
・周りを気にしすぎている(良い意味でしたたかであること、良い子ちゃんではダメ)
・注力すべきことがずれている(分散している)
・自分を冷静に評価してあげる(自己批判は大事だけれど、認めてあげることも大事)
・理想的な教員像(持ち合わせているべき能力)と差がある(思考力、文章作成能力)
人(他の研究者)とは違う、自分にしかできないもの(能力)が備わっているのか。
正直、現段階ではわかりません。
それを見つけられていないだけなのか、そもそもそんな能力は備わっていないのか。
後者であれば、私は教員としているべき器の人間ではないように思います。
そして、それは人に教えてもらうものではなく、試行錯誤の過程で自分で見つけなければいけないこともわかっています。
未熟であっても、やっぱりこの仕事が好きだから、30数年培ってきた自分の性格とうまく付き合いつつ、足りない上記資質を少しでも補いたい。
そして、自分の良いところを見つけ、そこを伸ばす工夫を、とりあえず残された任期で行っていきたい。結果、その片鱗だけでも見えるようにと思っています。
今日は飲みすぎて、帰り道のどこかで定期券をなくすという失態を犯してしまいました。。。
酔いが一気にさめて、こうしてブログを書くことができました。ポジティブにとらえよう。
選挙前日に思うこと
昔お世話になった高校の現役の先生から、こんな記事を教えてもらいました。皆さんはどう思いますか?
学校教育における政治的中立性についての実態調査 | 参加しよう | 自由民主党
まったくもって、やるべきことが真逆ではないかと私は思いました。
今回から選挙権が18歳に引き下げられるということで、このようなことになったのかと思います。大学教員も他人ごとではない記事かと思います。
私含め、周囲の先生も、講義等で政治(政策、特に専門なので公共事業について)の話をすることはあると思います。
偏らせないように縛るのではなく、いろいろな先生(大人)が自分の考えを自由に主張できるよう推奨することで、若い人たちが自分の考えをもつ習慣を身に着けさせるべきだと思います。
(少し前に、報道の自由が制限されるということで反対運動がおこったことがありましたが、似たような気がします。)
思考する習慣がないと、物事への興味が薄くなり、深く考えることが億劫になる。そうすると、見てくれがよさそうなものに取りついたり、「分かりにくいから」と自分を正当化して選挙に行かないとなる。
大学というところは、物事を深く探究するところですから、しっかりとそういう教育をしないといけないなと思いましたし、そのためには自分自身やはり教養を深めないといけないなと思いました。
明日は、皆さん選挙に行きましょう!
32回目の誕生日に思うこと
昨日、32回目の誕生日を迎えることができました。
いろいろな方から暖かい言葉、激励の言葉をいただきました。
今お世話になっている人、昔お世話になった人、そして家族。
誕生日という日は、「自分はいろいろな人に支えられているな」と改めて実感することができる日です。
感謝でしかないですね。
言われて改めて気づいたのですが、私の誕生日7月1日というのは上半期が終わり、
下半期が始まる日なんですよね。
いろいろな人からいただいた祝辞に見られる言葉の中から、自分の上半期がどうだったか振り返りました。
周囲には、どうも私が例年以上に「忙しく」見えるようです。
ここで重要なのは忙しいかどうかではなく、周囲にそう思われていることだなと思いました。
「忙しそう」と思われたら、人間どうしたって遠慮が生じると思います。
遠慮は重要な機会、大切な機会を互いに失うことにつながりかねません。
そう思われないように、自分自身がしっかりと誠実に対応すること。
また、自分の能力を超えて仕事を抱え込まないことが大切だなと思います。
下半期は研究も佳境に入りますから、
「自分が将来どうありたいか、目の前のことに惑わされず、遠くを見据えて前進するよう心がけよう」
と思います。
一昨日は、本年度実質的に研究指導をさせてもらっている学生、
私の考えに共感?してくれて、なにかと積極的に相談に来てくれたり、
研究のディスカッションに加わったりしてくれている学生たちと飲み会をしました。
サプライズでお祝いまでしてくれました。
お酒が入るとすぐ眠くなるような教員であり先輩ですが(苦笑)、
彼らの成長の糧となるようなことを少しでも多くえられるよう、
微力ながら自分の本分を果たしたいと思います。