Take it easy 第四章 ~研究・教育人生:序論~

憧れだった大学教員として歩み始めました。研究者・教育者として、己の在り方を日々模索しながら、向上心をもって過ごそうと思います。

最近の週末

最近、また週末に朝ごはんを食べに行くのが、我々夫婦のブームになっています。

先週は「葉山」までドライブしてきました。ヨットハーバーでご飯を食べ、前から気になっていたカフェでコーヒーを飲んで帰りました。

お天気は、やはり雨でした(苦笑)

 

途中、江ノ島で夕飯用に、これを買いました!

 

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(撮影:妻) 

 

おいしそうでしょ!クックパッドを見て、家で作りました。生シラスは今が旬です。

こういう地元の美味しいものを食べると、「自然に生かしてもらっているなぁ」と感じます。

助教会

他大学を見習って、うちの大学でも助教会を始めることにしました。

最初なので、まずは皆でご飯を食べることから始めました。

小さなお子さんがいる先生もいるので、まずはランチを一緒にするところからスタートです。

他大学から来られた先生方なので、大学近場のお店「天○屋」に連れて行きました。

 

 

横国の土木教室は5分野(構造、水、地盤、交通、コンクリート)ありますが、

現在4名の助教(地盤以外)がいます。

これだけ若手の先生がいるのは、私の知る限り初めてです。

フランクに情報交換したり、議論をして、研究・教育が良い方向に向かえばと思っています。

 

 

最初はどうなるかなぁって思っていましたが、ちょっと集って話をするだけで、いろいろと面白いアイデアが出ました。楽しかったです。

びっくりしたのが、どうも私はお酒が飲めるように見えるらしい・・・。

 

 

月一ペースでやる約束をしたので、また次回が楽しみです。

次はたぶん、お酒付きで夜にやります!

良質な論文

今年は4月始めから、例年以上に研究室全体で学生の研究・教育指導に力をいれている。

その一環で、私主導で、学生たちと評価の高い論文を輪講形式で読み込んでいる。

学生が主体的にかかわれるように、毎回担当学生(世話役)を決めてもらい、

その人から議論を展開してもらうことにしている。

毎回の論文勉強会終了後は、その会に読んだ論文、議論の内容を踏まえ、自分が得たことを自分の視点でまとめてもらうことにしている。

 

私の役割は状況に応じて変わると思っている。

その場が最大限盛り上がるようにすることが務めだと思っている。

補足説明をしたり、議論の方向がおかしくなったら微修正したり、

私自身も1参加者として議論に加わったりもする。

すごく良い緊張感で、いい訓練となっている。

だんだん参加する学生の数が少なくなってきたが、それくらい高いレベルで

議論ができているということだと思っている。

 

良い論文は、様々なことを教えてくれる。読めば読むほど味が出る。

論文の書き方パラメーターの設定の仕方、実験に対する心構え…。

自分の研究に今すぐ直結しなくても、幅広く見識を広めることは大切だなと

改めて認識している。

信頼

今日は群馬県で打込まれる試験施工床版の立ち合いために始発の新幹線で移動しています。その車中で書いています。

 

先日、無理を言って、群馬県のコンクリート構造物の品質確保の取り組みを視察させていただきました。身勝手にも一人で乗り込んで、きっと最初は迷惑に思っていたんだろうなと思います。言ったからには、私もそれなりに群馬の取り組みを勉強して、いろいろ聞きたいことを絞って、出張してきました。

 

当日は朝から昼過ぎまで、県の職員の方と構造物を巡りながら、いろいろとお話しさせていただきました。

話は多岐にわたり、山口の話や東北の現状も話をしました。自分が特に力を入れている床版の研究のことも、お話しました。

 

真剣に、目的を持って群馬に来たことが伝わったから(?)、今日の打込みに声をかけてくれたのかなと思っています。私の要望で、試験床版にも少し工夫をしてもらうことになりました。その確認も今日は兼ねています。

 

まだまだ自分ができることは少ないですが、こうして少しずつ着実に信頼を勝ち取っていきたいなと思います。

What if ? もし〇〇ならどうなる?

研究室の先輩から「土木のwhat if?をやってみて、土木の魅力を伝えてみないか?」と誘われた。

 

What if ?つまり「もし〇〇ならどうなる?」という疑問を理詰めで考え解を導き出す。

 

amazonで早速本も購入して読み始めたがハマった。

 

ホワット・イフ?:野球のボールを光速で投げたらどうなるか | ランドール・ マンロー, 吉田 三知世 | 本 | Amazon.co.jp

 

昔読んだ「空想科学読本」に似ている。テーマ設定が重要だが、うまく設定すれば、予想もしない面白い結果が出てくる。

 

内輪的に始めるらしい。いろいろと若手で話ができるのも楽しみ。

 

 

怒涛の4月後半戦~GW

4月20日~5月1日まで、中1日東京で仕事があり戻りましたが、

東北および熊本と、続きで出張をしてきました。過去最長の出張でした。

まだ疲れが残っていますが、また明日から熊本調査に行きます。

 

 

東北(北は久慈、南は福島まで)では、コンクリート構造物の品質確保の一連の取組みで造られた構造物の調査を主に、複数回の講演もさせていただきました。

様々な立場の方(発注者、施工者、PPP他)の前で講演するのは

今回が初で非常に緊張しました。ぜんぜん納得いく出来栄えではありませんでしたが、いい経験をさせてもらいました。

 

計測はトラブルも多々ありましたが、研究室に入ったばかりの4年生が大活躍をしてくれたおかげで、無事すべての行程をこなすことができました。

いろいろとまとめる作業が残っているので、早目に仕上げたいと思います。

 

 

東北出張の続きで、熊本地震で被害を受けた橋梁の調査に行きました。

よくよく考えると、ちょうど5年前のGWは東北の震災調査でした。

 

余震も続く被災地での調査は緊張しました。

改めて土木の大切さを痛感するとともに、今回の地震特有の問題(地すべり、2回の直下型地震等)への対策も必要だなと思いました。

 

普段あまりかかわることがない、橋梁の専門家の方たちと一緒で、

現場で物を見ながらの議論は非常に勉強になりました。

 

 

東北と熊本が一日も早く復興することを祈るとともに、

こうした貴重な経験を生かして、人々が安心したよりよい生活を送れるように、

土木技術者(研究者)として1つでも2つでも貢献できればと思います。

研究テーマ

昨日は、細田先生と今年度の研究テーマについて議論した。

私自身がやりたい、興味があるテーマを相談させていただいた。

昨年度から続けているテーマも、今一度考え直すよいきっかけとなった。

 

 

良さそうだと言ってもらえたものもあったし、研究としては物足りないものもあると言うことだった。今私がやるべきではないテーマもあった。

 

 

いろいろなことに興味を持つことは悪いことではないと思う。

それは私の性格でもあるから。

 

 

興味があることはしっかりと温めておいて、今は独立した研究者として歩むために、コアとなるようなテーマをしっかり掲げるように、意識したい。簡単ではないが、今チャレンジしないと今後ずっとできないと思う。

 

 

・そのテーマで博士号を取れるようなレベルのものがよい。

・刈り取るには10年くらいかかるようなチャレンジングなものがよい。

 

 

いただいたアドバイスを心に留め、細田先生始め、いろいろな人とのコミュニケーションが不可欠なのだと思う。